『トラフィック(原題TRAFFIC)』2009/12/14 19:25:48

昨日はあいにくの曇天で星ひとつ見えませんでしたが、本日はとてもキレイな星空が広がっています。

さきほどとても印象的なひとすじの光を見る事ができました。
オリオン座のペテルギウスやや上方、約3~4秒ほどでしょうか、ゆっくりとした軌道で西へ流れていきました。こんなに流れ星を見て感動した気持ちになったのはいつ以来でしょうか?それほど印象的な流れ星でした。


スティーブン・ソダーバーグ監督 『トラフィック』 2000年 アメリカ

麻薬と犯罪をテーマに、それを取り締まる側、麻薬を密売する側、またはドラッグにおぼれる娘を持つ麻薬取締連邦最高責任者、犯罪に身を染める麻薬王の妻、それぞれの物語が奥底でひとつにつながっていくというストーリー。

複雑な個々のストーリーがエンディングへ向かって一つにつながるという点では、『マグノリア』 に似ているのかもしれません。しかし、『マグノリア』 がすべての物語がひとつ結びつくのに対し、『トラフィック』 はそれぞれの物語がひとつの線上に合わさるという感じです。

最初はDEA(麻薬取締局)捜査官の卑猥な言葉遣いにちょっと嫌悪感を感じましたが、物語が続くにしたがって徐々に引き込まれていったのには、演出のうまさを感じました。

ただひとつ感じたのは、ネタばれになってしまいますが、マイケル・ダグラス扮するウェイクフィールドが社会よりも家庭をとってしまうというくだり。あのへんがこの映画を安っぽくしてしまったのかなぁと感じました。

エンディングですが、全部見せてしまわないところに物足りなさを感じましたが、これはこれでよかったのかなぁと思います。


とかくベニチオ・デル・トロが目立ってしまうこの映画ですが、とにかく老けたなぁという印象。『ユージュアル・サスペクツ』 から見ると別人のようですね。。老けたといっても渋いカッコよさというのはありますけどね。

『バスキア』『ザ・ファン』『21グラム』など、彼の出演作品は見ていますが、中でも『ユージュアル・サスペクツ』 と 『トラフィック』 は存在感が立っています。

監督のスティーブン・ソダーバーグ作品はこれが初めてでしたが、製作で彼がクレジットされた 『カラー・オブ・ハート』 は劇場で見ました。
『カラー・オブ~』 はとてもよい設定でしたが、演出がお粗末だったという作品ですが、『トラフィック』 でソダーバーグの印象はだいぶ変わりました。

だいぶ重いテーマの作品ですがあっという間に過ぎてしまう2時間半でした。

『トラフィック(原題 TRAFFIC)』2000年 アメリカ 147分
監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:スティーブン・ギャガン
出演:マイケル・ダグラス キャサリーン・ゼタ・ジョーンズ ベニチオ・デル・トロ